一緒に、歩こう







そんなに嬉しいのかしら。

授業に戻ることが出来て。

あたし絶対嫌だったな、体育。

外だと日焼けするし、

中だとムシムシしてるし。






「何やってんだよ、お前」



「え、」





また誰かが白石先生を訪ねて来たのかと、

驚いてドアを見るが、誰もいない。

ふと横を見ると。






「気に食わねぇ」




ベッドを囲っているカーテンの隙間から

目だけがこちらを見つめている。

というか、睨んでいる。






「隼人…」





目を見れば一発で分かる。

隼人、と呼んだ時には

もう彼はすでにあたしの目の前まで

歩いて来ていた。





「何やってんだって聞いてんの」





「え、いや…」





見てたの?

聞いてたの?

てか、いつからいたの?





「隼人こそ、何してるの?」





「寝てんだよ」





あたしの質問に対し、

さらりと答えが返ってくる。

普通、そんな理由で

こんなとこいないんだけど。

ていうか、よく白石先生も

許したな…。