一緒に、歩こう





「矢野く、んっ…」




「隼人」




首筋にキスをして。

胸元にキスをして。






「矢野くん、は終わり。呼べよ、名前」




「隼…、人…」




途切れ途切れになりながら、

名前を呼ぶと。





「正解」





なんて満足気に言って、

再び手を動かし始めた。

強引に強く、それでも

優しい彼。

今日初めて名前を呼んだ。

それだけなのに、

今までよりずっと

距離が近くなった気がした。