一緒に、歩こう





「竣…どうしたの?」





そう尋ねるあたしに。

竣は一言。




「もうおしまいにしよう」




そう言ったのだ。

何を言われたのか

分からない。

昨日まで笑顔だったじゃない。

好きだって言ってくれたじゃない。

さっきだって…、あたしに。





「嘘でしょ…、嘘、だよね?」





「もうお前のこと、好きじゃない」




冷たくそう言い放つと。

竣は、何も言わずに

立ち去って行った。

最後に。

あたしの頭を撫でて。