一緒に、歩こう







呼び出された場所に行く。

そこにはもう彼がいて、

いつもと様子が違った。

合格発表を一緒に見に行く。

そう約束していた時間より、

1時間も早い。




「どうした…、」




「芽衣子」




竣は、あたしの名前を呼んで。

いきなり抱きしめてきた。

あたしは急な彼の行動に

嬉しくなって抱きしめ返す。

すると突然彼はあたしの肩を

強く握って。





「…んっ、」





あたしにキスをした。

何を訴えているのかは

分からない。

息もさせてくれない。

あたしは離れようともがく。

だけど彼はあたしを必死に

離さないように肩を掴む。





「…な、に…竣、」




やっと離れた時。

竣の目はすごく冷たかった。