あたし自身、こんなに
彼を好きになるとは思って
いなくて。
彼がいなくては、
あたしは生きていけない
ようになっていた。
月日が経って、
高校3年生の受験シーズン。
あたしも彼も英語が好きで、
教師になろうとお互い決め、
一緒の大学を受験した。
大学でも一緒にいよう。
そう彼は言ってくれた。
竣は。絶対合格出来る。
だってあたしより頭がよくて。
英語が好きだから。
あたしも落ちないように
必死に勉強した。
だけど。あたしは気づかなかった。
彼の様子が少しおかしかったことに。
竣は受験が終わってからも、
いつもと変わらずあたしを
愛してくれていた。
いつもと同じ態度だった。
そんな彼が。合格発表当日の朝。
「話がある」
暗い声で、電話をかけてきた。


