手にはお弁当箱と鞄。 少しメイクはナチュラルに。 あたしはヒールに足を 滑り込ませ、車のエンジンを かけ、発進。 待ち合わせ場所は、 コンビニの裏。 「あ、いた」 矢野くんを見つけると、 あたしは車を停めた。 矢野くんは助手席に 乗り込むと、 あたしにジュースを 渡してくれた。 「ありがと…」 「ん、早く行け」 あたしは、はーいと 返事して再び車を発進させた。 目的地は分からないため、 矢野くんの指示に従う。 コンビニを出てから1時間と20分。 着いた場所は海岸沿いだった。