あたしはお風呂に入る。
彼の温もりを残して
おきたかったけど。
さすがにお風呂に
入らないわけには
いかなくて。
「…やだ、あたしったら!@*&#◆…」
湯船に顔を潜らせ、
言葉にならない言葉を出す。
口からはぶくぶくと
泡が立っている。
いいくらいまではしゃいだ
あたしは、のぼせて
ふらふらになりながら
部屋に戻った。
携帯のランプが光ってる。
あたしは急いで携帯を
確認すると。
「うわ…、」
着信が4件。
全部同じ名前。
あたしは携帯を片手に、
内心ドキドキしながら
折り返し電話をかける。
「もしもし、矢野くっ…」
『何で電話出ねぇんだよ』
彼は第一声から
怒っているようだ。


