「とりあえず行くから。待ってろ」 あたしの返事を聞かずに、 矢野くんは玄関に向かって 歩いて行った。 「今…、何しようとした?」 彼に手が届く距離にいて。 あたしに少し触れて。 そしてあたしに。 キスをしようとした。 「持たないってば、」 あたしはもう、 理性を保つことで 精一杯だ。 あたしは、少し息を 整えてると。 「はぁ…、」 車に向かうことにした。