「うぁっ」 窓の下に隠れるように あたしを連れ、 身を屈める。 「静かにしろって。うるせぇの」 「…、ごめん」 密接な距離。 今にも顔を上げたら。 キスしそうな―――、 「キス、したくなる」 距離なんだってば。 「ダメ…っ!」 あたしは思い切り突き飛ばす。 彼の体はびくともしない。 「ばーか。しねえよ」 意地の悪い笑み。 それがものすごく、 綺麗でかっこいい。