「ね、この飴は何?」 「ん?」 街灯のない道から。 ある道へ。 ある道から。 ない道へ。 「俺の好きなやつも教えとこうと思って」 今日はいつもより、 彼にドキドキしている。 「ごめんね。逆方向なのに」 「別に」 無愛想な彼は。 いつだって突然だから。