そして1時間後。 さすがにもういないだろうと あたしは教室に向かった。 「…、よかった」 教室の電気は付いてなく、 ドアも開いたまま。 さっきは暖房を 付けて行ったが、 今はもう消えている。 あたしはほっと一息ついて 静かに教室に入った。 周りを見渡したけど、 誰もいない。 あたしは資料だけを持って、 職員室に戻ることにした。 「お疲れ様です」 「あ、お疲れ様です」 先生方があたしに 声をかけてくれる。 「あ、朝比奈先生」 隣の先生があたしを見る。