「じゃあ、明日は遅れないようにね」 雪が降りしきる中。 下校の時間になった。 生徒は体を震わせながら、 帰って行く。 あたしは担任に任せられた 仕事を教室でこなしている時。 「朝比奈」 矢野くんは、 いつものように 自分の席に座っていた。 「もう誰もいないと思ってた。まだ残ってるの?」 「ちょっと用事で…」 気まずそうに顔を歪ませる。 あたしは特別、何かを 言うわけでもなく 着々と仕事をこなす。 そこへ。 「隼人?」 彼女がやってきた。