「テストのお祝いにしようかなって思ってたんだけど。クリスマスプレゼントになっちゃったね」
矢野くんは袋から、
中を見る。
「ネックウォーマ―?」
「うん。何かそれ、世界に1つしかないらしくて…、」
自分らしくない、
もじもじだなんて。
「俺、毎日つける」
すごく嬉しい言葉だった。
彼はあたしの目の前で、
首に着けてくれる。
「帰り気を付けて帰ってね?」
「分かった。寒いから中入れよ」
そう話してる時。
顔に白いものが落ちてくる。
「あ、雪だ…、」
空を見上げると、
今年初めての雪が
降って来た。


