「ひどい態度取っちゃってごめんなさい」 「うん」 矢野くんは、うん、と 言うだけで後は何も言わない。 「後ね…、」 好きなんだけど。 そう言ってしまいそうな あたしがいた。 「やっぱ…、何でもない」 「ふーん」 何も聞かないで、 あたしの話を聞いてくれた。 そうだ。 家に着いたら、 ケーキを少し お裾分けしてあげよう。 「ちょっと待ってて?」 家の前に着いて、 あたしは急いで家に 駆けこんだ。