「どうしよう」
幸せすぎてどうしよう。
そう思いながら、
しっかり番号を登録した。
誰もいない、新しいフォルダに。
新規フォルダは文字をつけずに、
ただ1つのハートマーク。
そして、それにロックをかけた。
誰にも邪魔されませんように。
少しだけいけないことをします。
だけどこれ以上望まないから。
わがまま言わないから。
だから、明日は許してください。
なんてお願いをして、
携帯を閉じた。
そうだ、今日はいつもより
多めにケアをしよう。
少し早めに寝て、
明日の朝、美容院に行こうか。
服を買いに行こうか。
靴を買いに行こうか。
そんなことばかり考えて、
あたしは家路についた。
この日の夜はドキドキと、
そわそわで眠れなかったのは
言うまでもない。


