しばらく待ってたら車が来て

中から咳き込む紗南が出てきた。

「…ゴホッゆ…うケホッ兄…ゴホッ」

「紗南、落ちついて」
とりあえず診察室へ連れてった。

「深呼吸して?」

「…スーゴホッケホッ…ハーコホッ」