「奏斗、聴診するな?」 「……ん。」 やっぱり雑音がする。 熱高いから喘息が出てくると厄介だ。 「また発作出そうだから薬いれるな。 薬ばっかでごめんな…」 「ハァハァ…ん…」 何か言おうとしてるけど喋れないみたい。 「無理して喋んなくていいから。」