キスなんか大したことないよね? チュッてしちゃえばすぐ終わる。 自分に言い聞かし目をつぶった。 …あれ? あれ、あれ? なかなかあっくんの唇が触れないんですけど。 『やーめた。やっぱ俺千秋ちゃんのファーストキスは奪えないや。千秋ちゃんが本気で好きになった人としな。』 あっくんはあたしと離れて頭を撫でた。