空蝉の光 -桜花乱舞-



やっぱり、恭介ん家のお菓子は美味しい♪



「どう?美味しい?」



「うん、ありがとう!一哉君」



私は口の中に広がる甘さに機嫌が良くなり、自然に笑顔が零れた。



すると、一哉君は顔を真っ赤にしていた。



暑いのかな?



私はそんな疑問を感じながら、上機嫌で飴玉を食べていた。