「うん。酔っ払いと変な男二人に絡まれたから、撃退した」
私は袋からかりんとうを一つ取ると、かじりついた。
黒糖の程よい甘さが口に広がった。
やっぱり、恭介ん家のお菓子は最高だね♪
「撃退って、お前…」
「らっれ、ふらふいたんらもん(訳:だって、ムカついたんだもん)」
私は持っていたかりんとうを食べ終えると、もう一つ取り出した。
「つか、変な男二人って――」
「それって、俺達のこと?」
恭介の言葉を誰かが遮った。
私はその声の主を見ると、持っていたかりんとうを落とした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…