空蝉の光 -桜花乱舞-



「ねぇ、一哉君…。私だけかな?お父さん達を敵に回しちゃいけない気がする…」



「桜、君だけじゃないよ。それ、俺も思ったから。(君も充分敵に回したら怖いよ…)」



「「ハ、ハハハハ…」」



少し顔を引き攣らせながら、私と一哉君は笑っていた――。