そして――。 「ふざけんなよ、このゲス野郎ッ!」 思い切り恭介の顔に回し蹴りを食らわせた。 恭介は地面を滑り、頬に手を当てた。 「何でも自分の思い通りになると思ったら、大間違いだ!世界はお前中心で回ってるわけじゃないんだよ!」 私は堪忍袋の緒が切れ、恭介に向かって怒鳴り散らす。