翌日。 私は愁叔父さんの家に届け物を終え、町を歩いていた。 「桜!」 すると、後ろから名前を呼ばれた。 「あ、恭介」 振り返ってみると、そこには幼なじみの恭介がいた。 恭介は気さくで明るい性格だ 。 容姿も良いし、老舗菓子屋の跡取り息子ということで女の子によくモテる。 まあ、私は眼中にないけど。