空蝉の光 -桜花乱舞-



「止めないで…。私、一哉君となら良いよ…」



我ながら恥ずかしいこと言ってるな…。



でも、それは事実だったから何の躊躇いはない。



すると、一哉君は盛大に溜息を吐き、結われていた私の髪を解いた。



「止めてって言っても、もう止めないからね」



そして、もう一度私は布団に押し倒された。



「うん…」



私は目の前にある彼の顔を見つめた。