「直哉君から!?」 私は急いで文を開け、内容に目を通した。 「嘘でしょ…?」 文には一哉君のことが書かれていた。 彼は部屋から出なければ、私達には手を出さないと父親と約束で、部屋から出られないらしい。 しかも、あと三日後には東京に帰ってしまうらしい。 「ひでぇ父親だな…」 「そうですね…」 横から文を見ていたお父さんと愁叔父さんは同じ父親としてムカついたらしく、青筋を浮かべていた。 私はそんな二人を横目に、文を見つめていた。