数日後。 あれから家族全員で明治政府の襲撃に備えていたけど、それは一向に訪れない。 「愁、そっちはどうだ?」 お父さんの問いに愁叔父さんは首を横に振った。 愁叔父さんは奥さんの夏依さんと息子の翔馬にぃと拓眞を連れてうちに来ていた。 夏依さんは誠と一緒にお母さんの所に行っている。 だから、部屋にいるのは私と新、翔馬にぃ、拓眞、お父さん、愁叔父さんだけだ。