その夜。 私は正座をさせられていた。 目の前には怒りを露にしたお父さんがいる。 「何故、俺が怒っているか分かっているな?」 「はい…。私がまた騒ぎを起こしたからです」 「前にも起こして、もうしないって言ったよな?」 お父さん、本気で怒ってる…。 だって、目が据わってるし、殺気も感じるもん。 私は頷くことしか出来なかった。