でも、それは両親にとって、大切な人達の姿を模した物だと知ってから、そう思ってはいけないと思った。 「そうなんだ。じゃあ、それは俺からの求婚の印だよ」 「へっ!?」 私は彼から言われた言葉に素っ頓狂な声を出してしまった。 それと同時に顔に熱を持って行く。