空蝉の光 -桜花乱舞-



でも、それは両親にとって、大切な人達の姿を模した物だと知ってから、そう思ってはいけないと思った。



「そうなんだ。じゃあ、それは俺からの求婚の印だよ」



「へっ!?」



私は彼から言われた言葉に素っ頓狂な声を出してしまった。



それと同時に顔に熱を持って行く。