そんなある日。



「ふぅ…、今日は天気が良いな」



私は物干し竿の傍に洗濯カゴを置くと、空を見上げた。



空は雲一つなく、暖かい陽射しが降り注いでいる。



今日は洗濯日和だね。



「よし、さっさと干しちゃおう!」



私はカゴの中の洗濯物を取ろうとした。



でも、洗濯物がヒョイッと横から出された手に取られた。



手の主を見上げると、そこには新がいた。