彼に恋する――。 それは決してしてはいけないモノだった。 「ごめんね、お父さん…」 私が謝ると同時に料亭の人が呼びに来た。 私はお父さんと一緒に、恭介達が待つ部屋に向かった。 部屋の前に着くと、突然――。 「何で、お前が此処にいるんだよ!?」 恭介の慌てたような声が聞こえた。