私は男達に近付くなり、片方の男に回し蹴りを食らわせた。



回し蹴りを食らった男は地面の上を滑る。



何か、蹴る方間違えたような気がする。



まあ、良いや…。



「兄貴!てめぇ…っ!」



「私の親友に手ェ出すんじゃないよ!大丈夫、世梨?」




私は着物の裾を直しながら、世梨に近付いた。