空蝉の光 -桜花乱舞-



――はず。



俺の言葉に男達は顔を青ざめ、逃げ出そうとする。



でも、出入り口には俺の後を追って来たであろう直哉がいる。



「逃がすなよ、直哉!」



「分かってるよ!」



そう言って、直哉は逃げ出そうとする男達に背負い投げを食らわせた。