――はず。 俺の言葉に男達は顔を青ざめ、逃げ出そうとする。 でも、出入り口には俺の後を追って来たであろう直哉がいる。 「逃がすなよ、直哉!」 「分かってるよ!」 そう言って、直哉は逃げ出そうとする男達に背負い投げを食らわせた。