空蝉の光 -桜花乱舞-



「何で、君が此処に?」



「ちょっとしたツテで…。それより、大変なんです!桜ちゃんが…っ!」



「桜ちゃん?…彼女に何かあったの!?」



桜ちゃんの名前を聞いた俺は無意識に慌てた。



世梨ちゃんは取り乱す俺を宥め、此処を訪ねて来た理由を話してくれた。