「良いだろ、少しくらい。俺は毎日桜に会いたいんだから」 そう言うと、恭介は私の手を引いた。 毎日会いたいとか…。 こっちの都合も考えて欲しいんだけど。 それからというと、私は毎日のように恭介に振り回された。 会うことを断ると、一哉君にバラすと脅され、恭介に従うしかなかった。