ぷよぷよと、無駄に肉の付いた頬。



規則的な寝息を立てる小さな口からは、よだれが垂れている。



顔を寄せれば、ふわふわと軽い髪の毛が鼻をくすぐった。



まだ何も踏んだ事のない足の裏は、信じられないほどスベスベしている。



まさか。



まさか。



こんな日が来るなんて。



18歳までの俺は、想像もしていなかった。