どうしてだろう。
久しぶりに顔を見て、エッチした次の日に。
なんで、喧嘩しちゃうんだろう。
本当は、普通のカップルみたいな会話をして、
仲良くしたいのに……。
「清良がそんな乙女だとは思わなかった」
太一はそんな捨てゼリフを吐く。
「なに、乙女って」
「運命とか、絆とかさ。
妄想は自由だけど、姉ちゃんを巻き込むなよ。
姉ちゃんだって、23だぜ。
今から普通の優しい人と恋愛して、普通の結婚した方が良いに決まってんだろ」
ナヌ……?
まだと思ってたけど、もう23。
普通の人と恋愛して、普通の結婚……?
お前が言うか!?
あたしは!?
陰陽師のあんたと付き合ってる、あたしは、何なのよ!
「好きなら、忍者だろうが、陰陽師だろうが、テロリストだろうが、関係ない!」
あたしは、昨夜とは全く逆の言葉を発していた。
そりゃあ、本当は公務員がいいよ。
だけど、あんたが。
あんたを好きなあたしを、否定しないでよ。
「そーいうのが、乙女だっつってんの。
地に足つけて、物事考えなよ」
ぬ、
ぬおおおおおおおお!!
お前に言われるとは思わなかった!!



