昔は、想像もできなかった。 瑛さんが、あたしに向かって笑いかけて。 手を繋いで、来た道を、同じ家へと帰る。 そして、 同じ未来を夢見て、 小さな命を繋げていく。 やがてその小さな命も、同じ営みを繰り返して…… あたしたちは、それを一緒に見守っていくんだね。 「瑛さん」 「なんだ」 「あたしのこと、好きですか?」 「……わかりきっていることを、聞くな」 「えー」 「…………」