Thanks for XX【六花の翼・番外編】



「俺が誓うのは、お前だけだから」



キスする瞬間に閉じたまぶたを開きながら、

瑛さんの視線が、あたしの心臓を射抜く。



「……本当は、いつも綺麗だと思ってる。

本当は、誰より幸せにしたいと、思ってる」


「瑛さん……」


「俺はこんな風だし、

不満や不安はたくさんあるだろうけど。

……どうか、最期までついてきてほしい」



……もう、限界だった。


瑛さんの言葉は簡単に歓喜の容量を越え、あっという間に涙が溢れ出す。



「あうううう……」


「なんだ、その泣き方は」


「だって、だって……」


「ああ、ああ、わかった。

わかったから、泣くな」



瑛さんは苦笑しながら、あたしの頭を、

マリアベールの上から優しくなでた。