Thanks for XX【六花の翼・番外編】



とうとう、キャアアと悲鳴が上がる。


もちろん、お客様からだ。


その声で我に返り、あたしはなんとかその後の進行も乗り越えた。


最後に手を繋ぎ、礼をして教会をあとにする。


あたしはその間、ずっと泣くのをこらえていた。


いったいその涙が何に起因していたのかは、わからない。


とにかく、胸がいっぱいだったんだ。


瑛さんと会ってから今までのことを、脳が勝手に再生したものだから。


辛いことが多かった。


でも、あなたに会えて良かった。


再会してからは、毎日が幸せだった。


ねぇ、きっと……


あたしたち、喧嘩しながらも、なんとかやっていけるよね?