Thanks for XX【六花の翼・番外編】



信じられないといった目で、瑛は僕を見つめた。



「僕もお父ちゃんも、何が起こったか本当のことはよくわかってないんや。

けど、ソレから霊力が身についたのは確かやな」


「はぁ……」


「僕も運が良かったんかな。

代償も取られんで、こうして家族全員元気やから」



なぁ、と笑った僕に、瑛は同意しなかった。



「それは結構だが……

お前は代償を払ってるんじゃないか?」


「え?」


「……お前が今も一人でいることが、

その力の代償に思える」



僕は、言葉を失った。


代償。


僕もつかみかねていたその意味を……


瑛が、勝手につけてしもたんやから。