Thanks for XX【六花の翼・番外編】



「にゃう……」



金髪兄たんのバカ。


ボクをからかっただけなんだ。


ボクはまりあたんを元気にできなかった。


悲しくて、しっぽが垂れた。


そんなボクを見て、まりあたんは大きな目をぱちくりさせた。



「瑛さ……アキちゃん?」


「にゃい」


「どうして、落ち込んでるの?」



だって、ボク、まりあたんの役に立てないんだもん。


どう伝えたらいいのかな?


ただ見つめていると、まりあたんはおずおずとボクに手をのばした。


白くて細い手が、ボクの頭をなでる。



「アキちゃん、イタズラして……悪い子」


「にゃうー」



違うったら。イタズラじゃないったら。