「にゃう……」
金髪兄たんのバカ。
ボクをからかっただけなんだ。
ボクはまりあたんを元気にできなかった。
悲しくて、しっぽが垂れた。
そんなボクを見て、まりあたんは大きな目をぱちくりさせた。
「瑛さ……アキちゃん?」
「にゃい」
「どうして、落ち込んでるの?」
だって、ボク、まりあたんの役に立てないんだもん。
どう伝えたらいいのかな?
ただ見つめていると、まりあたんはおずおずとボクに手をのばした。
白くて細い手が、ボクの頭をなでる。
「アキちゃん、イタズラして……悪い子」
「にゃうー」
違うったら。イタズラじゃないったら。



