ボクは今日も、基本形の猫の姿でまりあたんと学校へ行く。


先日の戦いで傷ついたとぅたんたちは、家で寝てる。


面倒を見てるのは、まりあたんの両親だ。


まりあたんは、一人でトボトボと学校へ向かっていた。


みんながいない間は、ボクがまりあたんを守らなきゃ。


ボクはしっぽをぴんと立てて、まりあたんの後についていった。


それにしても……


まりあたんは、超絶元気がない。


戦いの役に立てなかったこと、

そしてとぅたんがまりあたんを庇って傷を負ったことが、

相当こたえているみたいだった。


あんな意地悪とぅたんにも優しいなんて、

まりあたんは本当に天使だなぁ。


なんとか、元気にしてあげられないかなぁ……。