………暇。



今は9:20


起きてから、何もすることがない。



「……お兄ちゃん、コンビニ行ってくるね」


暇過ぎる時間に耐えかねて、私はそう言って立った。



「っまてまてまて、お兄ちゃんも行くぞ!」


お兄ちゃんはそう言うと、素早く準備を整えてきた。



「さぁ、行こうか!」


笑顔で私の手を掴むと、そのまま引っ張っていく。


まぁいっかと思えてしまうのは何故だろう。


私も笑いながら、小さく溜め息をした__……






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




「渚、何が欲しい?お兄ちゃんが買ってあげるからな~」



「んー…、」


私はもう慣れてるから大丈夫。


でも……、周りのお客さん引いてるよ。




お兄ちゃん、気づいてー。