ぐいぐい來未を引っ張ってついたのは、危なく無い街。 色んなカップルも大勢いる。 『何か欲しいもんでもあんのか?』 「え………これといっては…」 んーとうなる來未に対し、俺はピンと頭に浮かんだモノがあった。 『………じゃぁ、先に俺に付き合って。』 そう言ってまたぐいぐい來未を引っ張った。