暫く何組かの100が行われた。 『…あ、來未』 「……居る?」 『居る』 即答すると、真耶は俺を睨んでいた。 でも、今はそんなのどうでもいい。 來未は、こっちを見て微笑んでからスタートラインに立った。 「…位置についてー」 出発係の奴がピストルを片手にマイクで言い出す。 「よーい………パンっ」 ピストルの音で一気に走り出す。 來未の横に居た女が相当速いらしく、來未も苦戦していた。