学校をサボったらしい真耶は、相当頭がやられてる。 「……あ、100mもうすぐじゃん!行ってくるね」 來未が少し焦った様に言うと、奏汰もあっと言う顔で立ち上がった。 『お前も100なのか?』 「おう!女子100の後だぜ! お前は高跳びだったか?」 奏汰は首を傾げながら言った。 『まぁな。 あと、選抜リレーと借り物も出る』 「ハードスケジュールじゃない? 頑張りな!」 真耶が俺の背中をバシッと叩く。 ……いてぇよ…