「………ホント、気に食わない子…」 そういいながら俺を床に押し倒した。 当然床は汚い。 それに、カーペットなんて敷いてあるわけもなく、 背中を冷たく硬い床に押し当てられ、少し顔を歪める。 「君だけだったのよ。私が落とせなかった生徒。」 何時の間にか女っぽい喋り方をしている木谷に、怪訝な顔をする。 生徒襲ってたのかよ。 そんな事を思いながらも何も言わなかった。 こんな奴と喋りたくもねぇ。