飴女と雨男


『あ、ありがと…』

「えへへ、あめはね、みんなを元気にさせてくれるんだよ!」

そう言って無邪気に笑う幼い愛花

『元気に?』

「そーそー、まあたべてみなよ!」

『う、うん』

この時の俺は 何この子 って感じだった

初恋の相手になるとも知らずに