飴女と雨男


「だいじょーぶ?」

『え?』

頭上から聞こえる女の子の声

目の前に出された飴を乗っけた手

「あめ、あげる!」

見上げたところに可愛らしい笑顔

俺は今でもあの笑顔を忘れていない