ずぶぬれの澪にタオルをかけた。 澪をリビングのソファに座らせ、俺は隣に座った。 「あれはさ、10年くらい前かな」 俺が小学1年のころで、ヴァイオリンを始めて2年目のとき。 ヴァイオリンの才能があった俺は、先生たちにとても気に入られてた。 コンサートなどに出ないかと何度も言われた。